シリコンや窒素などの他の元素がステンレス鋼の特性に及ぼす影響
オーステナイト系ステンレス鋼中のシリコン含有量は、一般に 0.8% ~ 1.0% 未満です。合金元素としてのシリコン含有量は、用途に応じて 2% から 7% の範囲です。シリコンはフェライトを強く形成する元素です。オーステナイト系ステンレス鋼では、シリコン含有量の増加に伴い、δフェライトが増加し、金属間化合物σ相の形成も促進・増加し、鋼の特性に影響を与えます。通常のシリコン含有量(1.0%未満)の範囲内では、硝酸媒体中での 18% Cr-10% Ni 超低炭素オーステナイト系ステンレス鋼の耐食性は、鋼中のシリコン含有量の低減により向上します。
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www.mtstainlesssteel.com/effect-of-other-elements-such-as-silicon-and-nitrogen-on-the-properties-of-stainless-steel_newsview281.html